星雲賞 歴代受賞作アーカイブ
1970年に創設された、日本の「ヒューゴー賞」に相当する国内最古・最大のファン投票によるSF賞。前年に刊行・発表された作品の中から日本SF大会参加者の投票によって選出されます。日本長編部門・海外長編部門の受賞作は、SFファンが熱狂的に支持した国内外の不朽の名作・最先端の傑作を網羅しています。
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第56回
2025年本好きの下剋上 第五部「女神の化身XII」
著者: 香月美夜
第56回星雲賞日本長編部門受賞
2026年春から読売テレビ・日本テレビ系全国ネット 土曜夕方5時30分枠にてTVアニメ放送開始!(※一部地域を除く) TOKYO MXでも放送決定!(※放送時間は未定) 2025年7月から読売テレビ、TOKYO MXにてTVアニメ1期~3期再放送開始! 読売テレビ:7月3日から毎週木曜25時34分~ TOKYO MX:7月7日から毎週月曜21時25分~ ※放送予定は都合により変更になる可能性がございます。 「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊) 殿堂入り! シリーズ累計1000万部突破!(電子書籍を含む) 「第五部 女神の化身」ついに完結! 大人気ビブリア・ファンタジー最新刊! 【あらすじ】 古代の大規模魔術の成功と引き換えに、意識を失ったローゼマイン。フェルディナンドと魔力を繋ぎ、女神に断たれた記憶の海を辿ってゆく。領主の養女として旅立つ以前、兵士の娘だったあの頃。大切に育ててくれた家族、愛してくれた彼ら――。下町の人々との思い出が蘇る。「……みんな……大好き」そして、始まる建領のための忙しい毎日。ユルゲンシュミット初の未成年領主の就任によって、図書館都市アレキサンドリアの歴史が幕を開ける。「皆様に祝福を!」 全てを夢物語では終わらせないビブリア・ファンタジー完結!大増書き下ろしに加えて、椎名優描き下ろし漫画「四コマ」「アレキサンドリア~ある晴天のバルコニーにて~」を収録!
第55回
2024年第54回
2023年プロトコル・オブ・ヒューマニティ
著者: 長谷敏司
第54回星雲賞日本長編部門・第44回日本SF大賞受賞
不慮の事故によって右足を失ったダンサーの護堂恒明は、AI制御の義足を身につけることで人間性のプロトコルを追究するが――。
第53回
2022年マン・カインド
著者: 藤井太洋
第53回星雲賞日本長編部門受賞
2045年、国際独立市テラ・アマソナスの指導者チェリー・イグナシオが、軍事企業〈グッドフェローズ〉の捕虜を銃殺する。この虐殺をレポートしようとした迫田城兵は事実確認プラットフォームにより配信を拒否されてしまう。果たして人類に何が起こっているのか?
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
著者: アンディ・ウィアー 小野田和子
第53回星雲賞海外長編部門受賞・文庫化新刊
ライアン・ゴズリング主演、2026年3月公開の映画原作! 未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。宇宙へ飛び立ったひとりの科学教師が、人類を救うミッションに挑む! 地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む男の奮闘を描く、極限のエンターテインメント! 各界から推薦の声、続出! 小島秀夫(ゲームクリエイター) 「ヤバイ! 知的興奮、未知なる冒険、センス・オブ・ワンダー! ぶっ飛びアイデアをリアルに落とし込み、壮大な計画をミニマムなキャラと時系列を交差させるストーリーテリング! これぞ“SF文芸復興”だ」 大森望(翻訳家・書評家) 「アメリカSFが本気出してきた! ふだんSFを読まない人にもSFマニアにも等しく推薦できる奇跡の1冊。『三体』の次に読むならこれ!」 佐久間宣行(テレビプロデューサー) 「あっという間に引き込まれ鳥肌と感動が一気に押し寄せる。文句なしの傑作SF! 信じてください。読めばいいだけ!」 小川哲(作家) 「こういう小説に出会いたいからSFを読んでいるんだ」 岸井ゆきの(俳優) 「こんなに没頭し、映画を観るように読める本ってなかなかない。もう大興奮!」 渡部潤一(国立天文台) 「飽きさせない展開、次々と仕組まれた科学的なネタ、そして特に二つの時間軸が、最後に交わる構成。お見事!」 原宿(「オモコロ」編集長) 「これはもう“プロジェクトヘイルメアる”という動詞にしないといけない作品だと思いました。俺はこの一日をヘイルメアる。オーケー、君はどうだ?」 ヤマシタトモコ(漫画家) 「希望を捨てずに持ち続けることこそがどんな人にも可能でありながら最も過酷で孤独な戦いであり、科学や対話といった理性がそれを支えるのだと思わされる物語」
月とライカと吸血姫 1
著者: 牧野圭祐
第53回星雲賞日本長編部門受賞
宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女の物語。 人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――。 いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。 共和国の最高指導者は、ロケットで人間を軌道上に送り込む計画を発令。『連合王国よりも先に、人類を宇宙へ到達させよ!』と息巻いていた。 その裏では、共和国の雪原の果て、秘密都市において、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。とある事件をきっかけに、宇宙飛行士候補生を押されかけていたレフ・レプス中尉。彼は、ひょんなことから実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナ・ルミネスクの監視係を命じられる。 厳しい訓練。失敗続きの実験。本当に人類は宇宙にたどり着けるのか。チームがそんな空気に包まれた。 「誰よりも先に、私は宇宙を旅するの。誰も行ったことのないあの宇宙から月を見てみたいの」 イリナの確かな想い。彼らの胸にあるのは、宇宙への純粋な憧れ。 上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を目指す彼らがそこにはいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティがここに。 【編集担当からのおすすめ情報】 『HiGH&LOW』や『ペルソナ5』などの脚本・シナリオに携わった、牧野圭祐が送る最新シリーズ! 宙に憧れる人間の青年と吸血鬼の少女が人類史上初の有人宇宙飛行を目指します。〈飛空士シリーズ〉のような切なさと爽やかさのある宇宙と青春の物語にご注目!
第52回
2021年三体II 黒暗森林 上
著者: 劉慈欣
第52回星雲賞海外長編部門受賞
【葉文潔/イエ・ウェンジエ】が宇宙に向けたメッセージは、異星文明・三体世界に到達する。新天地を求める三体文明は侵略艦隊を地球へと送り出した。太陽系到達は四百数十年後。しかも人類の活動は三体文明が送り込んだ極微スーパーコンピュータ・【智子/ソフォン】に監視されていた! 人類は前代未聞の「【面壁計画/ウォールフェイサー・プロジェクト】」を発動させる!
第51回
2020年三体
著者: 劉慈欣
第51回星雲賞海外長編部門受賞・ヒューゴー賞受賞
文化大革命で父を惨殺され、人類に絶望した科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。彼女がスカウトされた軍事基地では、人類の運命を左右するプロジェクトが進行していた。数十年後、科学者の連続自殺事件を追って謎の学術団体に潜入したナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)を、怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う!そして、汪淼が入り込むVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは? 全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたエンタメ小説の最高峰!
第50回
2019年第49回
2018年あとは野となれ大和撫子
著者: 宮内悠介
第49回星雲賞日本長編部門受賞
――沙漠の国で奇跡が起きる―― 第157回直木賞候補作にして、第49回星雲賞受賞作! 受賞歴多数、最注目の新鋭・宮内悠介が描く、爽快すぎる冒険譚! 沙漠の小国家、アラルスタン。日本人少女ナツキは紛争で両親を失い、国の教育機関“後宮”に引き取られることに。 同じ境遇の仲間と気楽な日々を過ごしていたが、大統領が暗殺され情勢は一変。 国の中枢のほとんどが逃亡、反政府軍が襲来する絶体絶命の危機に陥ってしまった! ナツキは仲間の立ち上げた臨時政府に参加し、自分たちの居場所を守るために奮闘するが……。 どんな困難も笑い飛ばして明日に進む、乙女たちの青春冒険ストーリー!
第48回
2017年第47回
2016年怨讐星域 1 ノアの方舟
著者: 梶尾真治
第47回星雲賞日本長編部門受賞
滅亡する地球を星間宇宙船で脱出した人々。そして、転移技術で「楽園」に逃れた人々。生き残ったふたつの人類の、相克の百年紀。
叛逆航路
著者: アン・レッキー 赤尾秀子
第47回星雲賞海外長編部門受賞・ヒューゴー賞/ネビュラ賞/アーサー・C・クラーク賞など5冠制覇
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞、英国幻想文学大賞、キッチーズ賞の7冠獲得 二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……『ニューロマンサー』を超えるヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞などデビュー長編7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
第46回
2015年第45回
2014年コロロギ岳から木星トロヤへ
著者: 小川一水
第45回星雲賞日本長編部門受賞
西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。 戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。 そんなある日、終戦広場に放置された宇宙戦艦に忍び込んだ少年リュセージとワランキは信じられないものを目にする。 いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。 太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉(だけかんばももは)のもとを訪れたのは……。 21世紀と23世紀を“つないで"描く異色の時間SF長編。
第44回
2013年ブラインドサイト 上
著者: ピーター・ワッツ
第44回星雲賞海外長編部門受賞
意識は知性にとって不要なのか? テッド・チャン推薦、星雲賞ほか全世界7冠制覇の究極のハードSF! 【星雲賞受賞】突如、地球を包囲した65536個の流星。その正体は異星の探査機だった――偽りの“理想郷”でまどろむ人類を襲った未曾有の危機。太陽系外縁の信号源に向け、一隻の宇宙船が派遣される。乗組員は吸血鬼、四重人格の言語学者、感覚器官の大半を機械化した生物学者、平和主義者の軍人、そして脳の半分を失った代わりに特異な能力を得た男。テッド・チャン推薦、「意識」の価値を問う次世代ハードSF!
屍者の帝国
著者: 伊藤計劃, 円城塔
第44回星雲賞日本長編部門・第33回日本SF大賞特別賞受賞
屍者化の技術が全世界に拡散した19世紀末、英国秘密諜報員ワトソンの冒険が始まる。未完の絶筆を円城塔が完成させた超話題作。 ☆新しいビジュアルでの全面オビ
第43回
2012年ねじまき少女 上
著者: パオロ・バチガルピ
第43回星雲賞海外長編部門受賞・ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞
石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
第42回
2011年去年はいい年になるだろう 上
著者: 山本弘
第42回星雲賞日本長編部門受賞
米国同時多発テロも、あの大地震も、犠牲者はゼロ!? 2001年9月11日、24世紀から「ガーディアン」と名乗るアンドロイドたちがやってきた。圧倒的な技術力を備えた彼らは、テロを未然に防ぐとともに、世界中の軍事基地を瞬く間に制圧して武装解除を行ない、つぎつぎと歴史を変えていく。 その翌日、SF作家である僕の仕事場へ、美少女アンドロイドのカイラがやってきた。彼女に手渡されたのは、未来の僕からのメッセージと、僕が書いた小説作品のデータだった。 第42回星雲賞(日本長編部門)を受賞した衝撃の歴史改変小説、待望の文庫化。
第41回
2010年第40回
2009年ハーモニー
著者: 伊藤計劃
第40回星雲賞日本長編部門・第30回日本SF大賞受賞
21世紀後半、〈大災禍(ザ・メイルストロム)〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア"。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―― それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはすの少女の影を見る―― 『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。
第39回
2008年図書館戦争
著者: 有川浩
第39回星雲賞日本長編部門受賞
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
第38回
2007年日本沈没 第二部 上
著者: 小松左京, 谷甲州
第38回星雲賞日本長編部門受賞
空前のベストセラー『日本沈没』の発表から33年、著者・小松左京氏がどうしても書きたかった「列島沈没後」の日本人の姿。国土を失った人々はパプアニューギニアや中央アジアなど世界各地に入植、それでも政府機能だけはオーストラリアで維持されていた。国家の再興をかけ政府が取り組む2つの巨大プロジェクト。日本海に人工の陸地を建設するメガフロート構想とあらゆる気象データをスーパーコンピュータで解析して未来を予測する地球シミュレータ。日本人が自らのアイデンティーを確立しようとする矢先、世界を震撼させる驚愕の事実が明らかになる。
第37回
2006年第36回
2005年ARIEL 01
著者: 笹本祐一
第36回星雲賞日本長編部門受賞(全20巻完結)
美形艦長ハウザーが率いる宇宙からの侵略軍が地球にやって来た。あわてふためく各国首脳を尻目に、日本の誇るマッドサイエンティスト・岸田博士は、自らの開発した女性型巨大ロボット・エリアルに、姪と孫娘2人を乗り込ませて、迎撃を開始した。
第35回
2004年第六大陸 1
著者: 小川一水
第35回星雲賞日本長編部門受賞
西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ-極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった-民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。
第19回
1988年銀河英雄伝説 1 黎明篇
著者: 田中芳樹
第19回星雲賞日本長編部門受賞
銀河系に一大王朝を築きあげた帝国と、民主主義を掲げる自由惑星同盟が繰り広げる飽くなき闘争のなか、若き帝国の将"常勝の天才"ラインハルト・フォン・ローエングラムと、同盟が誇る不世出の軍略家"不敗の魔術師"ヤン・ウェンリーは相まみえた。この二人の智将の邂逅が、のちに銀河系の命運を大きく揺るがすことになる。日本SF史に名を刻む壮大な宇宙叙事詩、星雲賞受賞作。
第13回
1982年星を継ぐもの
著者: ジェイムズ・P・ホーガン
第13回星雲賞海外長編部門受賞・SF史上に輝く不朽の傑作
『星を継ぐもの』シリーズ4作品 新版化 月面で発見された5万年前の死体はどこからやってきたのか? ハードSFの巨匠ホーガン不朽の名作 第12回星雲賞海外長編部門受賞作 【創元SF文庫60周年記念新版】 月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体はなんと死後5万年を経過していることが判明する。果たして現生人類とのつながりは、いかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの巨星が一世を風靡したデビュー作。第12回星雲賞海外長編部門受賞作。
第8回
1977年アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
著者: フィリップ・K・ディック
第8回星雲賞海外長編部門受賞・映画「ブレードランナー」原作
第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、そこで火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! リドリー・スコット監督の名作映画『ブレードランナー』原作
第7回
1976年七瀬ふたたび
著者: 筒井康隆
第7回星雲賞日本長編部門受賞・超能力SFの最高峰
人を避け、旅に出た七瀬が出会った超能力者たち。 彼らを抹殺しようとする組織との戦いが始まる。七瀬シリーズ第二作。 生れながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生れてはじめて、同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持主とめぐり会った七瀬は、彼らと共に、超能力者を抹殺しようとたくらむ暗黒組織と、血みどろの死闘を展開する。 【目次】 邂逅 邪悪の視線 七瀬 時をのぼる ヘニーデ姫 七瀬 森を走る 解説:平岡正明 筒井康隆 1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。1997年、パゾリーニ賞受賞。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。2002年、紫綬褒章受章。2010年、菊池寛賞受賞。2017年、『モナドの領域』で毎日芸術賞を受賞。他に『家族八景』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』『アホの壁』『現代語裏辞典』『聖痕』『世界はゴ冗談』など著書多数。
第5回
1974年第1回
1970年霊長類 南へ
著者: 筒井康隆
第1回星雲賞日本長編部門受賞・記念すべき第1号
巨匠・筒井康隆、世界の破滅を黒笑と共に描ききった若き日の怪作! 毎読新聞の記者澱口は、恋人の珠子をベッドに押し倒していた。珠子が笑った。「どうしたのよ、世界の終りがくるわけでもあるまいし」その頃、合衆国大統領は青くなっていた。日本と韓国の基地に原爆が落ちたのだ。大統領はホットラインに手を伸ばした。だが遅かった。原爆はソ連にも落ち、それをアメリカの攻撃と思ったソ連はすでにミサイルを発射していた。ホテルを出た澱口と珠子は、凄まじい混乱を第三京浜に見た。破滅を知った人類のとめどもない暴走が始ったのだ。
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日本SF大賞
1980年に日本SF作家クラブによって創設された、プロ作家・作品を対象とする日本SF界の年間最高峰文学賞。前年9月から当年8月までに発表されたあらゆるSF作品の中から選考され、歴代受賞作には日本エンターテインメント史・現代文学史を塗り替えた至高の傑作群が並びます。(※当サイトは書籍を対象とするため、映画作品そのものが受賞した第17回・第25回は除外しています)
ハヤカワ・SFコンテスト
SF専門出版の最大手・早川書房が主催する国内最高峰の長編SF公募新人賞。2013年に新世代の才能発掘を目指して再開されて以来、ハードSF、サイバーパンク、スペキュレイティブ・フィクションまで、現代日本SFの最前線を切り拓く新世代の気鋭作家を多数輩出し続けています。
創元SF短編賞
早川書房と並ぶSFの名門・東京創元社が主催する公募新人賞。短編を対象とし、受賞者の第一作品集は創元SF文庫等から単行本・文庫として刊行されます。宮内悠介、酉島伝法、高山羽根子、松崎有理など、現代日本文学界を牽引するトップランナーを驚異的な打率で輩出し続ける名門登竜門です。(※単独の作品集・単行本が刊行された回を掲載)