ハヤカワ・SFコンテスト 歴代受賞作アーカイブ
SF専門出版の最大手・早川書房が主催する国内最高峰の長編SF公募新人賞。2013年に新世代の才能発掘を目指して再開されて以来、ハードSF、サイバーパンク、スペキュレイティブ・フィクションまで、現代日本SFの最前線を切り拓く新世代の気鋭作家を多数輩出し続けています。
開催回クイックジャンプ
第14回
2026年第13回
2025年摂氏千度、五万気圧
著者: 関元聡
第13回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作
深刻な高温化で人類がほぼ死に絶えて数百年――異星人が設置した密閉ドームで少数の生存者たちと暮らすエリー、高温の外界に適応した女系民族〈結晶の民〉の娘アサヒ、一族を失い人類の殲滅を決意するユズリ……過酷な環境を生き抜く者たちの罪と復讐の物語!
みずうみの満ちるまで
著者: 土形亜理
第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作
第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作 温暖化と戦争の果て、壊れゆく星。 絶望の先に生まれた庭で、受け渡されてゆく命の物語。 気候変動と戦争に荒れた未来。 生を脅かされる難民が地表に溢れる一方、富裕層は仮想空間に移住し永遠の生を得ていた。 しかし、次世代のために全財産を寄付し死を選ぶ者もいる。 〈ヘヴンズ・ガーデン〉は、彼らに理想的な最期の時間を提供し、その遺産を難民保護に充てる施設だ。 コーディネーターとして寄付者の〈旅立ち〉に寄り添う元難民のエルムは、地球を壊してしまった過去を引き受けようとする寄付者のローズやリゲル、ガーデンを訪れた元難民のリンクス、施設の創設者「三毛猫」との日々を通じ、自らの過去、そして生きる意味に向き合うこととなる。 人類の残した傷跡を見つめ、失われゆく世界に寄り添う静謐なSF譚。
第12回
2024年コミケへの聖歌
著者: カスガ
第12回ハヤカワ・SFコンテスト大賞受賞
二十一世紀半ばに文明は滅んだ。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは《イリス漫画同好会》を結成して青春を謳歌していた。文明の放課後を描くポストアポカリプス部活SF。
羊式型人間模擬機
著者: 犬怪寅日子
第12回ハヤカワ・SFコンテスト大賞受賞
男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」はその肉を捌き血族に食べさせることを生業とするアンドロイド。ついに大旦那が御羊になったある日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた
マイ・ゴーストリー・フレンド
著者: カリベ ユウキ
第12回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作
第12回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作 団地ホラー×ギリシャ神話×SF大作 「最近、少しずつ人が、消えているのです……」 団地で頻発する怪異を撮影する下流役者・佐枝子の前に、異界の扉から恐るべき物語が溢れ出す。 売れない役者の佐枝子は、ホラー映画脚本家の紹介で、都内の団地で頻発する怪奇現象を調査するドキュメンタリー映像のレポーターを務めることになった。さっそく当該の団地で寝泊まりした朝、窓から外を望むと、隣接する公園で四つん這いの大男を棒で打つ女と、双眼鏡でこちらを窺う怪しいファミレスのウェイトレスを目撃する。不気味に思いながらも周囲の人々に話を聞くと、団地のあちこちで大蛇が這いずったような跡が見つかり、管理人や住民の奇行が目立ち、行方不明者も出ているらしい。さらに、10年前に老婆が何者かに殺されて以来、呪われていると噂の部屋に赴くと、『666』から始まる走り書きと浴室にびっしりと生えた黒い大きなウロコが……第12回ハヤカワSFコンテスト優秀賞に輝いた、ギリシャ神話の世界が現実を侵食する団地ホラーSF大作。
第11回
2023年ホライズン・ゲート 事象の狩人
著者: 矢野アロウ
第11回ハヤカワ・SFコンテスト大賞受賞
超巨大ブラックホール〈ダーク・エイジ〉にあるという、別の宇宙に繋がる〈【門/ゲート】〉。その手がかりを求め、意識から分断された右脳に狩猟の神を宿すヒルギス人の少女シンイーと、前後に分離した脳で時間を見通すパメラ人の少年イオは事象の地平面へ……
ここはすべての夜明けまえ
著者: 間宮改衣
第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作
いやだったこと、いたかったこと、 しあわせだったこと、あいしたこと、 一生わすれたくないとねがったこと ◇老いない身体を手に入れた彼女の家族史 2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに父親から提案されたことだった。 かいていったらなっとくできるかな、わたしは人生をどうしようもなかったって。
第10回
2022年標本作家
著者: 小川楽喜
第10回ハヤカワ・SFコンテスト大賞受賞
西暦80万2700年。人類滅亡後、高等知的生命体「玲伎種」は人類の文化を研究するため、収容施設「終古の人籃」で標本化した数多の作家たちに小説を執筆させ続けていた。不老不死の肉体と願いを一つ叶えることを見返りとして……人類未踏の仮想文学史SF
第9回
2021年第8回
2020年人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル
著者: 竹田人造
第8回ハヤカワ・SFコンテスト優秀賞
首都圏ビッグデータ保安システムが導入された近未来。AI技術者の三ノ瀬と映画マニアの五嶋が、自動運転現金輸送車の誘拐に挑む。
第7回
2019年第6回
2018年トランスヒューマンガンマ線バースト童話集
著者: 三方行成
第6回ハヤカワ・SFコンテスト優秀賞
はるか未来、ある所にシンデレラという人類の進化形=トランスヒューマンがおりました……新鋭による童話改変SF短篇集、待望の文庫化!
第5回
2017年第4回
2016年最後にして最初のアイドル
著者: 草野原々
第4回ハヤカワ・SFコンテスト特別賞・第48回星雲賞日本短編部門受賞
「神狩り」以来42年ぶりにデビュー作で星雲賞を受賞した表題作をはじめ、オタク文化と暴走する奇想が脳を揺さぶるSF、全3篇。
第3回
2015年第2回
2014年第1回
2013年🏆 他のSF文学賞を見る
日本SF大賞
1980年に日本SF作家クラブによって創設された、プロ作家・作品を対象とする日本SF界の年間最高峰文学賞。前年9月から当年8月までに発表されたあらゆるSF作品の中から選考され、歴代受賞作には日本エンターテインメント史・現代文学史を塗り替えた至高の傑作群が並びます。(※当サイトは書籍を対象とするため、映画作品そのものが受賞した第17回・第25回は除外しています)
星雲賞
1970年に創設された、日本の「ヒューゴー賞」に相当する国内最古・最大のファン投票によるSF賞。前年に刊行・発表された作品の中から日本SF大会参加者の投票によって選出されます。日本長編部門・海外長編部門の受賞作は、SFファンが熱狂的に支持した国内外の不朽の名作・最先端の傑作を網羅しています。
創元SF短編賞
早川書房と並ぶSFの名門・東京創元社が主催する公募新人賞。短編を対象とし、受賞者の第一作品集は創元SF文庫等から単行本・文庫として刊行されます。宮内悠介、酉島伝法、高山羽根子、松崎有理など、現代日本文学界を牽引するトップランナーを驚異的な打率で輩出し続ける名門登竜門です。(※単独の作品集・単行本が刊行された回を掲載)